2005年09月26日

「正論である」と主張する暴論

 かつて小泉純一郎は、小選挙区制導入の際、自民党内で激しく反対していたのだそうだ。

 自分が反対していた選挙制度によって、総得票数とは全く均衡の取れていない膨大な議席を獲得し、「郵政民営化を国民は『正論』であると審判を下した」などと、ぬけぬけと所信表明演説の中で小泉総理大臣は主張した。

 総得票数を考えてみれば、郵政民営化を賛成する意見が圧倒的に多かった訳では決してないというような不都合なことを、一刻も早く法案を可決したいと急ぐ、小泉自民党が考えるはずもない。
  
 小選挙区制導入によって、政治家としての信念を貫けなくなることを一番危惧していた人が、「解散総選挙」をネタに脅しや恫喝の手段を用いて、他の政治家の信念を強引に捻じ曲げさせた挙句、それでも信念を貫き通した議員に対して、「刺客」を差し向けて徹底的に抹殺しようとするような姿勢は、ある意味、自分が過去に抱いた政治信念とは正反対のことをやっているということなのです。

よく分かる郵政民営化論Blog版「他人に厳しく自分に甘い」小泉首相より


追記
 
 そして、憲法は語られることはなかった。

 はっきり言って、詐欺だと私は思う。こんなにも大事なことを、国民に向かって総理大臣が語らなくていいはずがあるだろうか。
posted by 野良狸 at 22:02| Comment(5) | TrackBack(5) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あきれ返るほどの言行不一致ぶりですなぁ。
Posted by モジモジ at 2005年09月26日 23:08
30年近く、選挙区の住民であった私としては別に驚きません。
彼の過去は、恥辱に満ちています。
己の事以外興味の無い偏執狂の典型で、裏切りなんてなんとも思っていないでしょう。
常識で判断しても意味の無い人です。
こんな人を最高責任者に抱く国民は不幸です。
・・ちょっと過激で、根拠に乏しいと思われる事を書いてしまいましたが、確信はしております。

・・このブログに遭遇し若かりし頃「送り狸」と揶揄されていた頃が懐かしくなり、つい脱線してしまいました、お許しください。
来年還暦をお迎える「送り狼」になれなかったおじさんです。
Posted by 送り狸 at 2005年09月27日 01:12
TBありがとうございました。憲法は?、靖国は?と聞き耳立てたのに音無のかまえ。「演説は短い方がいい」といったそうですが、こけにされた官僚がふて寝していたからでしょう。ただ実況中継で、小泉チルドレンの感激の拍手にあわせ、大きく手を開いてパンパンと2,3発、やけくそのように拍手をしている人が写りました。その人の名は、公明・冬柴幹事長といいます。
Posted by ましま at 2005年09月27日 09:47
>モジモジさん

 私はどうも、小泉首相は本当にこれを(今の郵政民営化法案その他選挙のやり方など)やりたかった訳ではなかったような気がしてきています。
 変なこと言ってると思われると思いますが。

>送り狸さん

 送り狸ってなんだろう?と思ったら、そういうことだったのですね。
 えー、根拠には乏しいのですか?いろんな噂話は聞きますけども。
 小泉首相のことをこれ以上はないという程憎く思っていましたが、今私は少し判断がつきかねています。
 
>ましまさん

 この日、ましまさんの記事を見てから、ニュースを見ました。
 記事にし終わった後に、ましまさんの記事の内容を思い出し、「憲法。」と思って追記しました。
 冬柴幹事長、今からそんな態度でどうするんでしょうね。
Posted by 野良狸 at 2005年09月28日 00:03
しかし これほど 民主が 負けるとは 思わなかった。自民過半数割れ位に 思っていた。
しかし このざまであった。

それほど 我々というか 私は周りを信じてもいた。甘すぎたわけだ。ある意味で 負け犬の遠吼え に聞こえるだろうし その通りかもしれない。基本的に 政治には興味がなかった。のだが

憲法だけは 別物というか 背骨であり 国民投票という 武器があるから なんとかと 思っても居た。 しかし もはや 危ない。 郵政以外は 白紙委任の形だった。岡田民主の言うとおり
だとは 始めから 判っていた。

まあ。コイズミやイシハラが 大手をふって 歩く時代だ。やはり 戦時下である。そのことを
自らに 骨身にしみて感じるには どうすればいいのだろうか。他人より 国民より 自分がである。
Posted by かものはし at 2005年09月30日 21:34
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